完全保存版|キーエンス流:メンタルを鍛える5つの思考習慣

2025.04.09

元キーエンスが実践する“現場で使える思考法”

ここまで2回にわたって「メンタルは才能ではなく技術である」という前提のもと、心理学と偉人たちの思考術から“解釈力”の重要性をお伝えしてきました。

今回はその集大成として、日常の中で実践できる「メンタルを鍛える5つの思考習慣」をご紹介します。

テレアポ・営業・チーム運営など、日々ストレスのかかる環境でも使える実践的なマインドセットです。

1. 「なぜ?」より「どうすれば?」

失敗した時、多くの人は「なぜこうなった?」と原因探しに入りがちです。
でも、そこに長く留まりすぎると、思考は後ろ向きになり、自責・他責のループに陥ります。

解釈力を高める第一歩は、「WHY」より「HOW」に意識をシフトすること。

×「なぜダメだった?」
○「次はどうすればうまくいく?」

未来志向の問いが、心の軸を安定させます。

2. 「枠組み」を変えてみる(リフレーミング)

同じ出来事でも、枠組み(フレーム)を変えることで意味がガラッと変わります。

「アポが取れなかった」→「新しいトーク検証の材料が増えた」

「ミスしてしまった」→「人に頼るきっかけになった」

枠の変換は思考の柔軟体操。感情が行き詰まった時こそ、視点を変えてみましょう。

3. 小さな「YES」を積み重ねる

メンタルが不安定になる背景には、「やるべきことが多すぎて動けない」という状態があります。

そんな時は、1つだけでいいので小さな「YES(達成)」を作ること。

「まずはデスクに座る」

「コールを1本だけかける」

「挨拶だけでもいいから声を出す」

行動のハードルを下げて、1つ達成する。それが連鎖していきます。

4. 状況ではなく「選択」にフォーカスする

環境や相手に振り回されていると感じた時、まず問い直したいのが「自分はどんな選択ができるか?」という視点です。

「今日も断られた」→「それでも話し続けた自分を選んだ」

「部下が動かない」→「放置せずに声をかけた自分がいる」

現実は変えられなくても、そこへの“関わり方”は選べます。

5. 感情に名前をつける(ラベリング)

イライラ・不安・落ち込み——その正体が曖昧なままだと、心がモヤモヤしたままになります。

そんな時は、いったん感情に“名前”をつけてみましょう。

「ああ、今は“虚しさ”を感じているんだな」

「これは“悔しさ”だったんだ」

ラベリングすることで、感情が整理され、冷静さを取り戻しやすくなります。

まとめ:メンタルは習慣で整う

今回ご紹介した5つの思考習慣は、すぐに実践できるものばかりです。

「WHY」より「HOW」

視点を変える(リフレーミング)

小さなYESを積む

自分の選択に意識を向ける

感情に名前をつける

どんな現場、どんな瞬間でも、私たちは“解釈”を選びなおすことができます。

そしてその選択の積み重ねが、折れないメンタルと、ぶれない自分をつくっていきます。

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